声が小さい イライラ

声が小さい部下にイライラ 聞こえないを改善する職場での指導方法

声が小さい部下
・注意しても直らない
・何度も注意するのも疲れた
・声が小さいと業務に支障が出る

声の小さい人って本当にイライラしますよね。何度注意しても直らない相手とは、次第に話すのも嫌になり業務の遅延へとつながっていきます。

そんな時はどう対処し、部下の声の大きさを改善していけばいいのでしょうか。ハッキリ相手に伝わるよう話すのは人としてのマナーですが、根本的な原因を対策しなければ直すことはできません。部下の声が小さい原因を探り、コミュニケーションが円滑に取れるようにするのも上司であるあなたの役目です。

諦めずに、下記のポイントを見直してみましょう!

声が小さい部下への指導方法

人間のしゃべり声が小さいことには必ず原因があります。原因そのものを対策しなければ、毎日同じ注意をしなくてはならなくなります。人間関係も悪くなりますよね。注意する方だって気分が悪いのですから。

「声の小さい本人と一緒に解決していく」という意識をもってトライしてみましょう。

1.声が小さい原因の究明

まずは、原因調査です。本人に「なぜ声が小さいの?」と聞くのは無駄でしょう。本人はおそらく声が小さいと思っておらず、相手に聞こえていると思い話しています。これが一番の問題です。

どういう場面で声が小さいか

あなたが調査するとすれば、声の小さい人がどんな場面で声が小さくなってしまうか、注意深く観察することです。「いつでも声が小さい」というケースは稀です。例えば、同僚などと楽しく会話しているときには声のトーンが高く聞きやすいが、上司や緊張する場面では声が小さく、尻つぼみにしゃべるため最後の方はほとんど聞き取れない。といったケースがあります。

緊張すると声が小さくなってしまう人は非常に多いのです。その緊張の源はあなたからのプレッシャーかもしれません。あなたと部下の間に信頼関係がなければ、相手に緊張感(ストレス)を与え、それが原因で声を張ることができない可能性があります。

また、声が小さくなる原因に「本人の自信の無さ」があります。自分のしゃべることに対し、いつも「つっこまれるのではないか」「伝わっていないのではないか」という不安があると声は小さくなりがちです。ただ、「自信をもってしゃべれ」というだけでは、到底自信はつきません。時間はかかりますが、指導していく方法はありますので下記で記します。

なぜ声が小さくなってしまうのか

どんな時に声が小さくなってしまうのかが、なんとなくわかってきたら「なぜその場面で声が小さくなってしまうのか」を考えましょう。これも本人に聞いてもわからないでしょう。本人は聞こえていると思ってしゃべっているか、緊張で声を出すだけで精いっぱいかもしれません。

声が小さい人は、おそらくこれまでも「声が小さい」と言われて育ってきています。それでも直らなかったということは、聞こえていると思って話している場合が多いのです。自分の声は口の中から骨などを伝って直接耳に響きます。ですので、自分の声が聞きとりづらく、声量が足りないとは思っていないのです。

また、緊張すると「声を張る必要がある」ことを忘れてしまっているケースもあるでしょう。しゃべるのに精いっぱいなのですね。

2.小さい声の指導・改善方法

声の小さい人は、注意したときだけ少しボリュームが上がる程度で、すぐまた元の声量に戻ってしまいます。

これまでに注意され過ぎて、慣れてしまっているのかもしれません。ここで諦めると、この先何度も聞き直さなくてはなりません。あなたのストレスもいつか爆発するでしょう。根気のいる作業ですが、声の小さい部下を正しく導いてあげましょう。

緊張で声が小さくなっている場合

緊張する場面で必ず声が小さくなってしまう部下の場合、緊張するなと言っても無駄でしょう。緊張する原因があなたなら余計に緊張します。あなたのイライラを敏感に察して委縮してしまっているのでしょう。

緊張感は信頼関係から改善できます。部下と仲良くなれとはいいませんが、プレッシャーを与えないように、常に目をかけてあげることが大切です。話しやすい状況を作ってあげるしかありません。何て俺がそんなことまで・・・と思うかもしれませんが、これは巡り巡ってあなたの為になります。部下の育成は上司の仕事ですし、何度も聞き返すことや、聞こえないというストレスから解放されるには、部下を適正に導いてあげるしかありません。

人を育てるということは、常にストレスが付き物です。逃げずに立ち向かましょう。もう一度書きますが「あなたの為」です。

常に声が小さい人の場合

常に声が小さい人は、自分の声が相手に聞こえていると思っています。自分の声がいかに小さいかを知らずに話しているため、注意されること自体に不満を感じているでしょう。「ちゃんとしゃべってるのに、また注意された」と。

これは、一度声の小さい本人の声を録音して聞かせてあげてみてはいかがでしょうか。スマホでも会社のICレコーダーやデジカメでも録画・録音出来ますよね。あなたが聞こえると思って話している声はこれだけ小さいんだよ。という事を教えてあげるのです。

自分の中に基準ができれば、声の小さい部下も「今よりどれくらい声を大きくすればよいのか」がわかります。まずは自分を知ることをから指導していきましょう。

自信が無く声が小さい場合

自信が無い人は多いです。自信が無い人に自信を付けさせるのは至難の業です。本人の気持ちの問題なので。

しかし、自信とはどこから来るのでしょうか。仕事の成功?会社の査定?それとも趣味の充実?いろいろ当てはまると思います。彼女ができたとか、車を買ったとかでも良いですね。

何か自分で没頭して成し遂げたという感覚ひとつひとつが自信になっていきます。自信の無い人は成功体験が少なすぎます。

そこであなたができることは、褒めてあげることでしょう。「いや、うちの部下は褒めるところが無い」と思うかもしれませんが、それはあなたの見どころが悪いだけ。「できて当たり前」のことが今はできない部下なのです。できて当たり前のことができただけで褒めてあげましょう。これは”年上の部下”という難しい人間関係でも一緒ですよ。年というくくりで相手を見てしまうと、人間関係は複雑になります。できたら褒める、できなかったらどうしたらできるようになるか一緒に考える。この繰り返しにつきます。

人を褒めるのは本当に難しい。でも褒めるというスキルがあなたに身に付けば部下の育成で悩まなくなるでしょう。会社で人を動かす役職ならば「褒めるスキル」は必須と言っていいでしょう。これもあなたの為のスキルです。当然褒めるだけではだめで、褒める前にどう指導するかがカギになってきます。

本などで勉強すると良いでしょう。

元プロ野球監督:野村克也さんの選手の育成論が学べる著です。

「野村マジック」と言われた、できない選手の育成(まさに再生)方法。そして、実際の組織・会社の中でのダメな事例なども織り交ぜつつ、人の上にたつ者、人を指導する立場の人の考え方などがまとめられています。

組織の中での人の褒めかた、叱り方、そして教え方が学べる大変勉強になる1冊です。

さいごに

声の小さい人と接して、イライラしない人の方が少数です。

あなたが、声の小さい人の上司なら、人に聞こえる音量でしゃべらせることも仕事のひとつです。声の小さい人のしゃべりかたを、これまで誰も直せなかったのは、原因に注目していないからです。

原因のひとつひとつに的確な対処法があり、すぐ直るもの、根気よく付き合う必要があるものなど様々です。普通の音量で話せる人は多いのに、なぜ部下はしゃべれないんだ!と嫌気がさす気持ちもわかりますが、最終的には上司であるあなたの為になります。

ストレス無く意思の疎通ができ、どこに出しても恥ずかしくない部下を育てるのです。「声が小さい」という問題は根の深い問題です。解決を急がず、本人に寄り添う気持ちで、徐々に改善していく気概を持ちましょう。

私は山本五十六先生(旧日本海軍の長官)の有名な言葉を常に思い出すようにしています。

やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、
ほめてやらねば、人は動かじ。