山菜

山菜採りのマナー場所の注意を!不法侵入や窃盗にならないために

山菜の美味しい季節
・道路脇のワラビ
・法面のタラの芽
・あぜ道のヨモギ

ゴールデンウィークに入り、観光地や故郷、ドライブの道すがら、山菜が気になる季節になりました。道路脇の山菜や、田舎道の法面に生えた山菜、どれも「誰のものでもない」と思い、気軽に立ち入って採っていませんか?

ちょっと待ってください!未開発の山奥ならまだしも、人里で誰の土地でもない場所はそうそうありません。あなたが採ろうとしている山菜は、誰かのものかもしれません。 

山菜取りの場所の注意:道路脇も誰かの土地

特に都会の方に多いのですが、田舎の道路脇に車を止めて、平気でその周辺の山菜を採ってしまうケース。連休になると非常によく見ます。おそらく、ドライブや帰省した際の行動と思われますが、地元の人から見れば「泥棒」です。路肩に止めている県外ナンバーの車からビニール袋をもって出てくる人を見ると悲しくなりますね。

高級車で乗り付けて、平気で人の土地に踏み入っていく姿を見ると、いい大人がみっともないと思います。モラルやマナーはどこへ行ったのでしょう?

田舎の土地には明確な区切りが無く、規制線もほとんど張られていません。キノコの多い山には「入山禁止」等のバリケードが設けられている場合もありますが、ワラビやフキ、タラの芽等の山菜は田舎の人にとってはそれほど珍しくも、希少性もありませんのでわざわざ規制しないのでしょう。実際に田舎に住んでいる私ですが、山菜を出荷している人でさえ、規制線を設置していません。

こういったことから、「誰の土地でもない」と勘違いして山に踏み入ってしまうと思われますが、田舎は家々が離れているため、無管理の土地が点在しているように見えますが、「家から家までが全部誰かの土地」なんてことはザラです。ちょっとした法面にも所有者が居ると思った方が間違いないです。

「この場所は昔は採ってもよかった」といって、採りに来る方がいるそうですが、土地なんてのは昔から所有者が変わることはそうそうありません。たまたま見逃してもらっていたか、見つからなかっただけの話でしょう。

あなたも、自分の庭(土地)なら、見ず知らずの人が突然やってきて雑草一本でも取ったら怒るでしょう。そういう感覚で地元の人は見ているのですよ。

山菜取りのマナー:土地主に一声かける

一番間違いがないのは、土地主に一声かけることです。「山菜を採りたい」と。上記したようにワラビやコゴミ・ゼンマイなんていうのは土地の人にとってはそんなに珍しくありませんので、少しばかりならどうぞ、と快く譲ってくれる場合もあります。

もし、ダメな場合でもこう聞いてみましょう。「このあたりで、誰でも山菜を採れる場所はないか?」と。地元の人が知る「誰が採ってもいい場所」なら安心して山菜取りを楽しめます。通りがかりの地元の人が「誰の許可で採ってるんだ?」と聞かれても正直に答えられますからね。

ですが、近所に家もなく、誰の土地かわからない場合もありますので、一か八かで山に踏み入ってしまって、ちょうど通りかかった土地主に見つかり叱られるケースもよく聞きます。土地主や地元の人に、直接声をかけられる場合はまだ運がいい方で、今はスマホが普及していますので、カメラ機能で車のナンバーを控えられ、警察沙汰になったケースもチラホラ。

示談になれば、山菜を買った方が安くなってしまいますし、大人として恥ずかしい事案ですよね。

山菜を食べたいだけなら買いましょう

山菜は自分で採って食べたい。

その気持ちよくわかります。採るのも食べるのも楽しい・美味しいものですからね。ただ山菜を食べたい、家族に食べさせてあげたいというだけならば、山菜は買いましょう。タダで採るつもりが、地元の人と揉めて高くついてしまう・・・なんてことの無いようにしたいものです。

山菜は、田舎でよくみられる無人販売で売られているケースもありますし、道の駅や地元のスーパーでも見られます。自分で採ったものの方が美味しいと思いたい気持ちもわかるのですが、味は一緒ですので^^

山菜をリスク無しで採るには山菜収穫ツアーのような、イベンターが企画したものに参加しましょう。

まとめ

「田舎だから大丈夫でしょう」、「道路脇のものは誰のものでもない」という勝手な思い込みで、他人の土地に踏み入ることの無いようにしましょう。誰も見ていないと思っても、誰か見ているものですよ。

近くの民家の人に、山菜を採らせてほしい、とお願いするのも勇気がいるものですが、案外採らせてもらえる・分けてもらえるケースがありますし、採ってもいい場所を教えてくれるかもしれません。ちゃんと許可を取った方が気持ちよく採れますよね。

近年は、路肩から山の斜面にまで入っていって、せっせと山菜を採られる姿も見かけます。地元の私たちから見れば悲しい行為ですし、みっともない大人という印象です。こちらも、どんな人かわからないので「山菜採るな」と声はかけませんし、揉め事はごめんです。それが返って無断で他人の土地の山菜を採る方々を増やしているのでしょうか?

いずれにしても、採る側に「ここは誰かの土地かもしれない、聞いてみよう」という配慮があれば、問題にはなりませんので、山菜を採られる方には十分に注意いただきたいです。