浴衣 着崩れ

浴衣の正しい着こなし。丈・裾・帯の着崩れチェックで自分で直す方法

浴衣の着崩れチェック
・着崩れで見るポイント
・自分で直す方法
・着崩れにくい着方

浴衣と着崩れは基本的にはセットです。体の動きに合わせて、生地がズレていきいますのでどうしても着崩れてしまうもの。ただ、着崩れやすい箇所を把握して、セルフチェック&自分で修正できれば、浴衣でのお出かけも怖くありません。せっかくの浴衣姿を台無しにしないためにも、お出かけ前に着崩れの対処法を確認しておきましょう。

浴衣の着崩れチェックポイント

浴衣の着崩れを自分でチェックするには、浴衣の美しい姿(本来の着方)がわかっていないことには、どこが崩れているのかすらわかりません。美しく着られる人は美しさを維持できるものですが、ひと夏の数回しか着ない場合は、なかなか着物の良しあしがわからないもの。

着付けを自分でできるように習うのが一番良いのですが、なかなかそこまでは足が向かないけど浴衣ででかけたい!という場合も多いでしょう。そういった場合は、下記の点に注意して、お出かけの際浴衣の着崩れをチェックしてみましょう。

  • 胸元のはだけ
  • 裾の広がり
  • 帯のゆるみ

胸元は、歩いたり腕を動かしたり(うちわで仰ぐ等)するだけで徐々にはだけてしまいます。これは、常にチェックしていないと下着まで丸見えでみっともない姿になります。あなたが気にしなくても周りはどう思っているでしょうね?

裾が広がってしまったまま歩いている姿もよく見られます。着丈が変わって、踏んづけてしまうくらい下がってくると転んだりして危険です。裾が広がってしまう原因は着付けにもありそうですが、裾の広がりにも十分注意しましょう。

帯のゆるみ、またきつ過ぎということもあります。帯を他人に締めてもらった場合、出先で自分では締め直せないこともありますので応急処置を覚えておきましょう。まずはちゃんと(正式)に着ることが大前提ですが。

浴衣の着崩れを自分で治す方法

浴衣は元来着崩れやすいものですので、自分でササッと直してしまえます。ただ、着崩れに常に意識していないと、帰宅して鏡を見たら「!!??こんなにだらしなかったの?!」と悲しくなってしまいます。着崩れやすいポイントは決まっていますので、少し歩いた時などにシュシュッと直せると素敵ですね。また、お友達の浴衣姿もチェックしてあげられれば、さらに浴衣美人に近づきます^^

胸元のはだけ修正

帯に織り込んでいる部分が、時間が経つにつれ出てきてしまいます。帯が緩いことも考えられますが、そうそう出先で帯を締め直せるものではありませんので、動画のようにたるんできたあわせ衿(共衿)を帯に手早く入れてしまいます。あまり人前でゴソゴソやるものではなく、あくまでも「手早く」何事もなかったかのように装うのが「粋(いき)」です。

裾の広がり修正

いつの間にか広がってしまった裾を手早く直す方法です。胸元のはだけ同様、帯の中に押し上げます。浴衣は着丈の長いものを帯内に織り込んで(おはしょりして)着ますので、帯が緩くなくても歩いているだけで裾は広がりやすいもの。車移動でちょっと長く座っているとなりやすいですね。動画の方法は人前で出来る修正方法ではありませんので、お手洗い等に寄ったついでにチェックします。

帯のゆるみ修正

着付けの時に、浴衣の下(帯の下にあたるところ)にタオル等を入れて、体型を補正して着るとキレイに着られますので、そういった着付けをされているかもしれません。タオルがずれたりすると帯も緩まってしまいますので、動画がでは応急処置的にハンカチを帯下に挟み込む方法が紹介されています。手持ちのもので対応できる知恵ですね。

帯がきつ過ぎる場合

着崩れを心配して、着付けの時に帯または胸紐、腰紐を強く締めすぎた場合、時間が経つにつれ苦しくなってきます。気分が悪くなる場合もあるでしょう。そういった場合、自分で調整するテクニックがありますので、リンク先にて紹介します。

All About「帯がきついとき

浴衣の着崩れしにくい着方・コツ

着崩れに強い着方はすなわち「正しい着付け」です。正しい着付けを行ったうえで、さらに下記のポイントを抑えることで着崩れしにくい着方ができます。

浴衣に体型を合わせる

浴衣は着姿が上から下まで直線になるように仕立ててあります。この直線が美しいとされているのですが。ですが人間の体は男女問わず凸凹しています。胸、お腹、お尻ですね。特にお腹(腰まわり)は一番体型的に(浴衣に対して)落差がある箇所ですので、やはりタオル等で体型補正してあげると美しく見えます。タオル等を使うことには賛否ありますが、初心者でも美しく着るには必需と考えます。自分の体型に合わせてタオルを何枚か使いましょう。

私の通った着付け教室では、着付けの先生がタオルの使用を推奨していました。着付けの師範代でもタオルを使う方は多いそうですよ。

タオルの折り方や使い方は、ネット動画でいくらでも紹介がありますが、こと着付けに関わることですので独学で変な覚え方をせず、着付け教室できちんと習いましょう。

安全ピンを使う

裾や胸元のはだけをあまり気にできない方は、最初から着崩れしにくいように、帯の下に端折る部分を安全ピンでとめておくという方法もあります。これは生地をいためることになりますので、推奨されない先生も多いのですが、私の地元の着物屋さん主催の着付け教室で教えてもらったテクニックです。崩れてからあわててピン止めするよりは、最初から見えない位置に安全ピンを使用するのも工夫の一つです。

さいごに

夏の風物詩「浴衣」。着るだけで背筋が伸びる思いがしますし、きれいに着こなすことに憧れますよね^^

着付けまではしてもらったけど、出先で着崩れて直し方がわからないからぐちゃぐちゃになって帰ってきた、なんてことにならないよう、着付けと直し方はセットで覚えたいですね。着崩れた浴衣姿のままうろうろすれば、あなただけでなく一緒に行った方にも恥ずかしい思いをさせます。

普段着ないものだと、着崩れやシワなどになかなか気づけないものですが、日本人が古くから日常的に着てきたものです。あなたにもマスターできるはずです。極める必要はありません、自分で着られて、自分で直せる。それだけで浴衣美人のできあがりです。

キレイな着付けができれば、うん十万もするような高い浴衣に負けませんので、何度も着て浴衣に慣れることからはじめましょう^^